設立趣意書

　愛知工業大学は、1912年（大正元年）設立の「名古屋電気学校」を前身とし、1960年（昭和35年）に名古屋電気大学から愛知工業大学に改称されて現在に至っております。1965年(昭和40年)には土木工学科が開設され、以来2010年(平成22年)までの45年間に、5,700人余の土木工学専攻（土木工学科）卒業生が輩出されています。
　「自由、愛、正義」の建学の精神を堅持すると共に、「工学理論を身に付けた広く産業に貢献できる技術者を育成するため、工学全般に関る基礎となる豊かな学識を養うものとする」を目的とした実践的な人材教育が成されて来ました。
　2004年(平成16年)には学科再編成に伴い、土木工学科は都市環境学科土木工学専攻となり、変わり行く時代のニーズに対応した土木技術者教育の場へと発展を遂げています。
　また2008年(平成20年)11月には、日本技術者教育認定機構(JABEE)の実地審査を経て、2010年（平成22年）の卒業生からは「JABEE認定プログラム修了生」となり、修習技術者として社会に巣立っています。
　しかし、技術者の育成は、これら大学が行う教育品質の強化・向上のみで為し得るものではなく、卒業生、すなわち技術者本人が自発的・継続的に自己研鑽を重ねることが肝要であり、これを実現するための環境整備として、大学と社会が協働した技術者養成の場の構築と充実が求められています。
　「海上の杜技術士会」は、愛知工業大学を卒業して実社会で活躍中の技術士が参集し、母校の教育・研究への協力を通して後輩育成と母校発展へ寄与すること、会員相互が刺激を与え合って技術の研鑽と発展に繋げること、これらの活動を通じて交流・親睦を深め、会員個々が技術の裾野を広げることを志し、これを設立の理念として歩み出すことといたしました。

会則

入会手続き

設立総会（H23.6.4）